9.特許権の維持
登録後に権利を維持するにはどうしたら良いでしょうか。
 
  特許権は設定登録で発生し、存続期間は出願から20年で終了します。特許権を維持するためには年金を納付しなければなりません。
      年金は登録の際に1〜3年分をまとめて納付し、その後は1年毎に前年以前に納付します。年金額は請求項の数により変わりますが、例えば請求項の数を5としますと、次のようになります。
1〜3年     9,900円(一括納付)
4〜6年     9,600円/年
7〜9年    29,900円/年
10〜20年  85,600円/年
  年金は10年目までは低額ですが、10年を越えると約3倍と高額になります。10年を越えて維持するような特許権は重要であり、充分な利益をもたらしていると推定されますので、年金も高めに設定しています。
  年金の管理は事務所で行います。納付期限の1ケ月前に、納付の有無を確認して支払います。その際に、管理費用と納付手数料が発生します。年金を納付しませんと、権利は消滅します。
  なお、4年目以降の年金については、納付期限を過ぎても倍額納付による追納期間が6ケ月あります。
   
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